一夜の出会い

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アヤは、 思わず、膝の上の小さな掌を、 ギュッと握り締めた。 絡み合う視線。 ただ、それだけで。 胸の奥底が甘くうずく。 唇から漏れる吐息さえ、 恋めいて切ない。 鼓動が、速くなるのを、 アヤは感じていた。
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