耳長女と最低野郎

ツイてないぜ…まったく

「おまえら無駄口たたくひまあんなら敵ｻﾝに鉛玉くれてやれ！」

通信機からけたたましくキーフェの声が響く。

「そうだな、老後の心配しなくてもいいぐらいくれてやるよ！」

「ははっ、そりゃイイや」

次の瞬間、ライル機から火花があがった。

被弾した！？

「ライル飛び降り…」

間に合わなかった。

PR液に引火した機体は、あっという間に爆散しちまった。