29人が本棚に入れています
本棚に追加
/55ページ
足取り重くキャンプに帰ってみると…。
遠巻きに、さっき見た人影が多数確認出来た。
ゴブリンどもが荷物を物色中だ。
「くそったれどもが…」
俺はライフルの残弾を確認すると気付かれないように接近して行った。
グレネイドでみんな吹っ飛ばしてやりたい気分だったが、装備品まで巻き添えにはできないからな。
奴ら漁るのに夢中で接近に気付いていない。
手頃な石を取ると、テント前に放り投げた。
案の定、奴ら音がした場所に迷うことなく集まりやがった。
「よう! このロクでなしどもが!」
俺の声に振り向くゴブリンどもはフルオートで発射される鉛玉で血煙りを上げその身を踊らせた。
最初のコメントを投稿しよう!