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「なぁ、見張りとかいないがホントにいるのか?」
「いるんだよ、アイツら夜になると出て来るんだ」
少し離れた場所にATを待機させると洞窟の入り口まで近付く。
「旦那、ゴーレムは使わないのか?」
「偵察だよ、それにゴブリン相手にATは必要ないだろ」
そういってライフルを担ぎ上げる。
入り口から内を覗き込む、そこから急勾配の坂道が奥へ続いてその先にいくつかの広場や部屋があるって話だったが。
「二人で突入ってのも悪くはないが…」
「旦那ぁ多勢に無勢てのしってるか? オラぁ犬死にはゴメンだぜ」
だろうな。
ゴブリン共が出てくる前にサクッとキメたいぜ。
一度戻ろうか、日没まで十分時間はあるしな。
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