世界の片隅

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人間はなんのために生きているのだろう きっといつか この星を滅ぼすのに 生まれて来たこの星を 次の世代に渡すことなど叶わない 海は陸を飲み込む 空は泣いている 動物は血を流し 植物は無力を嘆く 全てが消えてしまうんだ 人間はなんのために生きているのだろう 動物は輪廻に生き 植物は皆のために酸素を作り出す 人間は 滅ぼす権利なんてないのに 勝手にこの星を使って 自分の首をしめて たくさんの たくさんの命を巻き込んで この星を滅ぼして行く 人間はなんのために 生まれたのだろう 近い未来に必ず来る 無の世界 人間は滅ぼしちゃだめだ この星に生きるもの達を 守ろう 生きる意味などわからないけど でも、それはきっと人間の義務 汚して来たこの世界を 命を 守らなければ 少しずつ きっと出来ることはあるんだ 人間がこの星を滅ぼしたら 私達の生きた証は どうなってしまうのだろう――
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