らっきー♪。。。

2/10
前へ
/73ページ
次へ
『お待たせぇ!』 息を切らせながら 走ってくるアタシに 『遅ーい!』 と ミンナが声を揃えて 言った。 『ゴメン ゴメン。だって クソジジィが ウルセーんだもん。』 両手を合わせながら 毎朝定番のセリフ。 『ひでー。寝坊する お前が悪いんジャン?オジーチャン カワイソー。』 笑いながら 一人が言った。 『アンタが 朝弱いの知ってるって。』 呆れ顔で もう一人。 『ねぇ ねぇ。数学の宿題やったぁ?』 『やるわけねージャン。やったの?』 『やってナーイ。』 いつものやり取り。幼なじみの腐れ縁。バカ騒ぎしながらの登校。 授業中は 携帯いじりか 居眠り。休み時間だけは やたら元気。
/73ページ

最初のコメントを投稿しよう!

421人が本棚に入れています
本棚に追加