421人が本棚に入れています
本棚に追加
ストローを噛りながら ふと おじいちゃんの怒った顔が頭を過ぎる…一瞬曇ったアタシの顔を 友達は見逃さなかった。
『なぁに どーしたのさ?』
『え…?あぁ…うん。まぁ いつもの事なんだけどさぁ』
『なになに?』
二人は 身を乗り出して 目をキラキラさせながら 聞いて来る。
『うちの ク ソ ジ ジ ィ。』
『なんだよーっ!』
一気に 萎えた表情で
『ちょっとぉ 今のドキドキ返してよぉ。』
『そーだょっ!』
『でも アンタんとこの オジーチャン 怖いもんねぇ。アタシも よく怒られてたわ。』
『ぎゃはははっ!』
友達が 笑ってる中 アタシは さも深刻そうな顔をして 言った。
最初のコメントを投稿しよう!