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キーンコーンカーンコーン♪
いつもの放課後
いつもと同じ帰り道
いつも一緒の友達と
いつも通り帰宅・・・
のハズだった・・・
しかし・・・
(優子)「ねぇ!ァレッ!見て見て!!」
友人優子の指差す方を見てみると、そこには真っ黒に輝き、崇高に佇む、ピアノの姿が・・・
何故こんな所に・・・?
(優子)「何かィベントがあったみたぃ♪」
聞けば某有名ピアニストが、コンサートホール新設の為、ィベントを行ったらしぃ。
この街①大きな公園・・・
こんな所で弾けたら、どんなに気持が良いだろう。
(優子)「楓、ぁんたピアノ弾けるぢゃん!折角だから弾かせてもらぃなょ♪」
(楓)「・・・・・・」
(男)「キミ、ピアノ弾けるの?」
突然声がした。
振り返ると、タキシードを着た、1人の男性が立っていた
(優子)「弾けます!この子弾けます!!」
優子の言葉に、その男性はニコリと微笑んだ
(男)「このピアノ、僕が働いてるぉ店のモノなんだ、急なィベントで、急遽貸し出した。ょかったら弾いてみて。」
身体は正直だ・・・
気が付いたら、指はもぅ鍵盤の上に・・・
選曲は・・・
パッヘルベル『カノン』
メロディーが、初夏の気持ちの良い風に乗り
深緑の揺れる音が、ピアノの音に重なる・・・
・・・最高だ。
曲が終わると、一瞬の静寂の後、地響きの様な、拍手が鳴り響いた。
気付かない間に、景色が見えない程、人が集まっていた。
「凄いッ!!スゴイょキミッ!!是非僕のぉ店で働いて欲しいッ!!」
その男性は、自分のぉ店の専属ピアニストを探していたらしい。
24時間、自由にピアノを弾いて良いと、連れて来られた場所は・・・
・・・ホストクラブ。
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