第14師団

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「ペリリュー島に到着した。皆、降りるぞ。」 ペリリュー島到着だ。きれいなところだ。少し暑いけど。 一人こっちにきた。 「お待ちしておりました。奈良です。」 「第14師団長、井上です。第14師団、只今到着しました。」 「まず兵舎へご案内します。」 僕たちは兵舎へ向かった。道路脇からは 「兵隊さん、頑張れ~」 「万歳~!」 との住民の声が続いた。 しかし、ここではひとつ違うことがあった。 なんと原住民の人たちからもその声援があった。ここの住民は日本軍に敵対心がなかったみたいだ。 小さい子も 「がんばって」 の声。 中国とは違った。 「ここは原住民は俺達の敵じゃないな。」 「松田~。良かったな、思った通りでよ。」 「神崎、うれしそうだな。」 「ここは楽だぜ。」 良かった。ここの人たちは仲良くなれそうかな。 でも、中国よりかは楽なんだ。そう思うと少し気が楽になった。 そして兵舎についた。 簡素なものだった。
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