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「井上中将、中川連隊長がお待ちです。」
「わかった。すぐ行く。」
井上中将が中川連隊長に呼ばれたようだ。中川連隊長はどんなひとだろう。けど一兵卒がそれほどのお方の前にたてるはずもない…
「兵隊さん。ちょっと手伝ってほしいんですが」
民間、いや、原住民の人だ。中国じゃこんな光景見たことないや。
「なんだ?いまいくよ。」
ん?近くにいた一人の兵隊がその人のもとへ行った。ここでは、原住民と軍人は協力しあうのか?とても不思議な気持ちだ。こうゆうのもいい。
(中川連隊長宿舎)
「中川連隊長。井上、只今到着しました。」
「ご苦労であった。ここは中国とは違い、原住民とは仲が良い。原住民には攻撃することはないように。
この島は絶対国防圏の最前線だ。絶対に守らなければならない。」
「わかっております。わが第14師団は徹底的に訓練を受けた屈強兵です。少々のことではくたばりません。」
「そうか。わかった。」
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