第14師団

4/4
前へ
/68ページ
次へ
「井上中将、中川連隊長がお待ちです。」 「わかった。すぐ行く。」 井上中将が中川連隊長に呼ばれたようだ。中川連隊長はどんなひとだろう。けど一兵卒がそれほどのお方の前にたてるはずもない… 「兵隊さん。ちょっと手伝ってほしいんですが」 民間、いや、原住民の人だ。中国じゃこんな光景見たことないや。 「なんだ?いまいくよ。」 ん?近くにいた一人の兵隊がその人のもとへ行った。ここでは、原住民と軍人は協力しあうのか?とても不思議な気持ちだ。こうゆうのもいい。 (中川連隊長宿舎) 「中川連隊長。井上、只今到着しました。」 「ご苦労であった。ここは中国とは違い、原住民とは仲が良い。原住民には攻撃することはないように。 この島は絶対国防圏の最前線だ。絶対に守らなければならない。」 「わかっております。わが第14師団は徹底的に訓練を受けた屈強兵です。少々のことではくたばりません。」 「そうか。わかった。」
/68ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1253人が本棚に入れています
本棚に追加