侵略

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「これは東京の地下……ん?何だこの丸い物体は…。」 亜喜良はすかさず謎の球体を指摘した。 「あぁ…実はこの球体はマオウたちの宇宙船みたいな物じゃ。」 「みたいな物!?」 義二の言葉に今度は龍人が問いかけた。 「あぁ、この物体からは数体ほど人の形をしたマオウの部下らしき者が出てきておる。だが良く調べた結果、映像ではわからんが、この物体の多きさは人の拳くらいなのじゃ。しかもこの物体には異常なほどに高いエネルギーが凝縮されておる。」 義二は続けた。 「さてここからが本題じゃ。まずマオウの手下からじゃ。マオウの手下は数体しかおらんが、手下どもは周りの人間に自分のウイルスを感染させ仲間にするのじゃ。そして感染された者はいったん死に、醜い姿へと変わり、仲間以外の者を襲うようになるのじゃ。いわゆるゾンビじゃ。それと手下たちの力は計り知れんから気をつけるんじゃ!」 亜喜良たちは義二の話を聞き固唾を飲んだ。
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