侵略

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「ち、ちなみにどうやって感染するんだ!?」 突然震えた声で義二に問いかけたのは龍人だった。 「あぁ、すでに感染されている者かマオウの手下ども又はマオウによって切り傷を受けると感染する。だからそういう輩との接触はタブーじゃ。ちなみに空気感染は無いから安心しろ。」 義二は冷静な口調で答えた。 しかし義二の冷静さとは裏腹に、龍人は動揺し、顔は青ざめていた。 「ん?どうした?」 それに気付いた義二は龍人に問いかけた。 「…じ、実はここに来る前、そのゾンビらしき奴に襲われたんだ!…もしそいつらがゾンビで攻撃を受けてたら今頃俺は……。」 「それは本当か!?」 義二は龍人の話を聞いたとたん、珍しく声を張って聞き返した。 それに龍人はうなずいた。 「皆!すまない!!マオウたちの奇襲は思ったより早い!!わしの計算ミスだ…!……まずいな…。」 義二は突然謝ったかと思うと、皆を不安にさせるような言葉を発した。 案の定、亜喜良たちは不安にかられた。
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