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なんと、そのカメラの前には大量のゾンビがおり、少し離れた所に身の丈2メートルくらいはある巨人で、普通ではあり得ないくらいの筋肉質とツギハギだらけの体を持ち、頭には鋭い角が二本生えており、鬼のような形相をしたものが一体、腕を組みカメラをギロリと睨み付けていた。
カメラ越しにも関わらずその気迫と視線に亜喜良たちは言葉を失った。
「……!?でも待てよ!?義二さんはあの謎の球体からマオウの手下らしき者がでてきた、と言っていましたよね!?それに俺がゾンビたちに襲われたのを知っているはず!!それならすでに東京中が危ないと考えなかったんですか!?義二さんのような人がこんな計算ミスをするわけないはず!!」
度肝を抜かれていた龍人は突然、何かを思いだしたかのように はっ となると、少し興奮気味に義二に強く問いかけてきた。
「実は…」
ドゴーーン!!
またもや義二の声を遮るかのような爆音が響き渡った。
「!!!…すまない!この話はまた後じゃ…!」
義二かはどこか落ち込んだ表情を浮かべていた。
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