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「エルちゃん。最近こーゆーの作り始めたんだけど、どうかな?まだ店に出してないんだけどエルちゃんの感想を聞いてから考えようと思うんだけど。
いっぱいあるから白とアズマにも持って行って感想聞いて来てくれる?」
☆ ☆ ☆ ☆
「美味し~い!やっぱり李さんは天才よ。何を作っても美味しいもの」
「本当だ。美味しい。これは売れると思うよ」
レミュンに戻ってきて李から貰った紙袋の中身をエルとアズマが食べていた。「幸せ」と呟くエルをアズマは微笑んで見ている。
「ただいま~!!
ん~?何食べてるんの?」
ガチャとドアが開き、出掛けていた白が部屋に入って来て聞いた。エルはうっとりと自分の世界に入ってしまっているのでアズマが答える。
「李さんが食べみてくれって。白も食べてみなよ」
「マジ!!?俺腹減ってたんだ~。どれどれ~…」
机に置かれた紙袋の中には三つのパンが入っていた。良い匂いが鼻に届き食欲をそそられる。
どれを食べようか悩んだが、一番上にあったクロワッサンに手を延ばし口に入れた。
「いっただきま~す!!
んっ!!ふまいっ!!」
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