人格障害

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医者は何かを大爆発させたような勢いで大声をあげた。 「だから、何の仕事をしていたんだ。何か答えられないのか」 囚人は目から大粒の涙を溢して、喉の奥から出てくる嗚咽を我慢しながら答えた。 「俺だって、自由な体が欲しいんだ。こんなことなどしやがって・・・うっ」
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