初恋

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「保健室…本多さんの居場所?」 教室に帰えり椅子に座った私に帰りの身支度をしている瞬が口を開いた。 私は無表情で彼に目だけ向けた。 「それってさ…寂しくない?」 何よ!それ! 私は勢い良く立ち上がった。 「ちょっと!何よ!それ!あんたに関係ないでしょ?あんたに迷惑かけた?かけてないでしょ?だったらあたしの事なんかほっといてよ!」 私はそう怒鳴るとその席から走り去ろうとした。 ガシッ! 次の瞬間私は勢い良く腕を捕まれた。 瞬だった。 「ちょっと!痛い!離してよ!」 「離さないよ!クラスメートの心配して何が悪いんだよ。…宇宙人…」 何この人…。 瞬の言葉に固まる私… 「聞いたよ。みんなに。本多さんも転校生なんだって?しかも宇宙人ってあだ名つけられたんだって?あんたが保健室行く度あんたはここから逃げてるだけなんだよ。それじゃなんの解決にもならんだろ!」 「…せに…」 「ん?」 瞬の言葉は私の胸に突き刺さってきた。 分かってた。 図星だって… でも…
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