素晴らしき日々

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いつも知らないうちに隣に瞬がいてくれる。 そんな当たり前の生活を今も送っていた。 この二年間色々ありすぎた…。 だからこの中学生最後の一年間は瞬と沢山思い出を作りたいと思っていた。 今まで出来なかった分…。 生まれて初めて見つけた最高の親友と言う居心地安さを感じていた。 そして今日もまた…。 そんな思いに浸りながら窓の外を見つめていた私に突然瞬が私の目の前に一枚の紙をヒラヒラさせた。 「何?」 私はその紙を取り上げると一枚の紙を見た。 そこには入部届と書かれてあった。 「入部?誰が?」 私はニヤニヤする瞬に問いかけた。 その問いかけに瞬は黙って指を私に差した。 「あたし!?」 瞬は勢いよく首を縦にに振った。 「は?部活は入んないよ!めんどくさい!」 そう言いながらその紙を丸めて投げ捨てた。 「おいおい!そりゃ無いだろ!」 そう言いながら瞬は紙をを拾い上げまた私の机の上にその紙を広げた。
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