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「ハア…」
「どうした青年、悩み事かな?」
胡乱に見上げた先にいつの間にか騒ぎの片割れが
その笑顔に、また溜息
「どうしたハボック、溜息は幸福が逃げて行くぞ」
彼が居る事でいつも以上に異常なテンションを保っているもう一人がもう傍らに
心配しているようで楽しんでいるその顔を注視してみる
「な、なんだ…?」
「い~え楽しそうで何よりですよ、sir」
無言で顔を見合わせる上司を横目に机を開けると短冊を取り出し二人に差し出す
「どーぞ」
「おお!」
「お前、偶には役に立つな」
今更突っ込む気力も無く、子供のようにサインペンで何か記すと玄関の笹に飾りに行く二人にまた溜息一つつくと仕事の為また机に向かった
その机の中、一枚残った短冊
この賑やかに日々が続きますように
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