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「えー…そんなに…」と困った表情の直人。
「しょうがない。ここから学校まで競走して勝ったらランチ一回に変更しよう…但し負けたらニライカナイ堂のケーキ一つね。」と京子。
「じゃあ、よどん‼」と言うがはやいか京子は 走り始めた。
「ちょっ…よどんって…そこまでして…」と直人。
「ハンデだよ~。これ位いいでしょ~」と無邪気に笑う京子。
土手の上を走り抜ける京子と直人。
端からみるとバカだったのかもしれない。
というか、バカだ。
春風と共に二人は駆けて行く。
「ゴォォォォォール‼」と叫んで最初に校門をくぐったのは京子だった。
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