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あたしの幸せは此処にあるんだと思った
横断歩道を渡っているときだった
また信也はあたしの前に現れた
「ャッ!……?」
何もしない信也はただあたしを見つめて優しい笑みを浮かべてる
あたしは気付かない
トラックが来ている事なんか…
「雪ッ!!!!」
一瞬、時が止まった気がした
「キャァァァァァァァ!!!!!!」
女性の悲鳴が聞こえる
あたしはゆっくりと閉じていく瞼で見た
必死にあたしに叫ぶ奈々達と、その後ろで妖しい笑みを浮かべ、あたしに手を差し伸べながら何か言っている信也を
見た
{俺達ずっと一緒だよね?もう雪を手離さないから…
覚悟シテネ??}
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