この想いを勇気に

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あたしは言いたかった。 『結婚しよ』と。 そうすれば智樹は嫉妬することもなくなるし何より智樹と繋がりをもてることが嬉しいから。 だけど 勇気がなかった。 あたしは女だし言われるのをまちたかった。 でもこの日のあたしは違かった。 「ねぇ、明日晴れるかな?」 「うん、晴れんだろ。星出てるしな。」 「ねぇ、あたし可愛い?」 「うん、可愛い。」 「ねぇ、智樹。結婚しない?」 「うん、いいとおも…はっ!?」 やっぱり驚くよね。 あたしは黙ってうつむいた。 「いや…ぶっちゃけびっくりしたんだよ。でも…すっげぇ嬉しい。」 ほっぺが赤いけど微笑み返してくれた。 「今は冬だけど…春になったら白いドレスきて式あげような♪」 珍しくウキウキした感じの智樹を見たらあたしまでウキウキしてしまった。 そして智樹にキスをした。
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