-第一章-

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「ねぇ 貴女がわたしに話し掛けてたの?」   「そうよ郁ちゃん 貴女をある場所に連れて行きたいの」   「ある場所? それはどこ?」   『食いついちゃったよ!!』     「それは秘密 ねぇ、ついてきてくれる?」   「んー…… いいわ ぞうきんさんのお願いだもの」   『承諾しちゃった!?ねぇ!?』     「ありがとう さぁ行きましょう……」     ぞうきんが郁の身体ごと窓へと飲み込まれていった     『こらーーっ!! 何!?トリップ!?どこつれてく気だよお前はっ!?』   『話は最後まで聞いて下さい』       郁が辺りを見回せばそこは一面、白でうめつくされていた     『白……? 華かなにか?』         それはぞうきんだった       『ごらぁ智ぉ!! あんたはことごとくわたしの期待を裏切るよね!? ねぇ!?』     そこはぞうきんの国でした 『無視か あたしのコトはシカトか』     第一章 了   『終わり!? ここで終わり!?』   第二章に続く 『永遠に完結しろ』
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