-第二章-

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ここは美しいぞうきんの国   『キター!! 続き来ちゃったよ!?』     郁は今、城の前にいた   『いきなり飛ぶなおい!?』     「実はわたしの弟はこの国の王子なの わたしは貴女を弟のお嫁にしたくて連れてきたの!!」   『なにーーーっ!? 断れ!!断るんだ郁っ!!』   「まぁ素敵っ!!」     『郁ーーーーっ!?』   『忘れてるみたいだけど、これわたしが作った物語だからね?』   『そうだよね!! あんたがわたしを幸せにするわけないよね!!』   『幸せじゃない? 王子と結婚よ?玉の輿よ?』   『泣いてもいいですか?』       「姉さん!? 人間界から帰ってきたの!?」   「あらロイワット、貴方にお嫁さんを連れてきたのよ!!」   『ロイワット!? 名前かっこいいな!?』     「は、はじめまして……//」   郁はロイワット(純白のぞうきん)に頬を染めた   『郁っ!? 駄目だよ自分っ!!』
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