疑い

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董承は手を震わせながら曹操に差し出した。 曹操は隅から隅まで見て笑った。 「これをわしに譲ってくれぬか?その代わりなんでもやろう」 「とんでもない!帝からたまわったもの、我が家の家宝でございます!!」 譲ものかと声を張り上げた。 「ほう、わしの頼みでも嫌と申されるか。まさかこの玉帯の中に謀でも秘められているのかな?」
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