関羽と張飛の忠告

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「ふふ、そうだな。鍛えているなら……。まあわからないならそれでいい。お前達はやるべきことをしときなさい」 優しい声で劉備は言った。 時々汗を拭いながら。 「そうはいきません、我々は義兄弟。一心同体であります。ですが殿の頭が百姓になりきっては一心同体とは言いませぬ」 関羽の言葉に劉備は苦笑した。 「そう……だな。だがわかってくれ。今は語ってやれぬ。すまん……」 劉備はまた笑った。 関羽と張飛は顔を見合わせた。
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