ゲーム 1睡目

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ミライはいつもの無造作ヘアに、黒の服に緑のぶかぶかした服を重ね着した姿で現れ、意地の悪い笑みを浮かべていた。 「ミライ」 最近のぼくは、彼に監視されているのだ。 「残念だったな。今日もオン会に行けないぜ」 理由はさっきミライが言ったオン会にある。 ミライが言うには、ゲームの世界でリアルの人間と会うのは危険らしい。 それがどういう意味なのか、ぼくは今も理解できずに居る。 だけどそれはミライに理由がある .
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