ゲーム 1睡目

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「出来るなら、最初から演技してほしかった」 ぼくが不満を伝えると、ミライは笑った。 「まぁ。そういうなよ。今日は姉さんが呼んでる」 彼が言う姉さんは、本当のお姉さんじゃない。 ゲームの中で組んでいるパーティー、「イリネ」の長。 アイリネさんのことだ。 すごく『ないすばでぃ』で、落ち着いていて、優しい方だった。 前に一度あったきりで、それから会っていなかった。 「アイリネさんは元気」 「あぁ。今日はあんたをパーティーに仮だけど入団させるってさ」 ミライがズボンのポケットに手を突っ込む。 「おれは認めないけど」 ぼくはミライの言葉に、少し不安になった .
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