ゲーム 1睡目

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ぼくが不安だったけど、ミライに連れられ初心者寮から出た。 この村――幸司村の最大の特徴である、古き日本の街並みが視界に広がった。 それから、和装ではない普通の洋服姿の人達が、町を歩く姿も。 「いつも思うんだけどさ。この村って中途半端だよね。なんで、江戸っぽい街並みなのに、人は洋服着てんの」 ミライが呆れたような視線を向ける。 「あんた。着物着れるの」 「え」 「一応だからいっとくけど。おれは着れるよ。だけど、あんたは」 無理です。 ぼくがそう答える前に、ミライはぼくから視線をそらし歩き始めた。 ぼくは置いてかれないよう、慌て追いかけはじめる。 .
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