551人が本棚に入れています
本棚に追加
……あれ? 声が若くなってきた?……
最初はおばあちゃん……今回はおばさんにしか思えない声で話していた……
『それも大切だけど、君が私を呼んでくれたのかい?』
「え……僕が呼んだ?」
『ああ、君が呼んでくれたからここに来た』
わからない……わからないけど……
「一緒に行こう……」
『そんな……私を受け入れてくれると言うのかい?』
今回はお母さんみたいな声だった。
「受け入れる? わからないけど……こんなところで一人きりは寂しいよ……だから一緒にいよう?」
子供っぽいありきたりな理由……一人は寂しいけど、二人で一緒にいればきっと寂しくないという簡単な考えだった。
最初のコメントを投稿しよう!