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すると部室の汚いドアがまた開いた。
「誰のせいだって!?」
美奈子の怒鳴り声が狭い部室に響き渡り部室が共鳴している。
「今日は部室掃除してから部活始める事!!私は先生と進路の話があるから、帰ってくるまでピカピカにしてな!!」
そう言い残すと美奈子はドアを閉め、スタスタと階段を上がっていった。
その反動でスパイクが棚から音をたてて落ちた。
3人は唖然として動きが止まってしまった。
「今日は美奈子機嫌が悪いな…まぁ、とにかく掃除しよう。」
3人は渋々、ほうきと雑巾を手に取った。
部室は辞めていった部員のスパイク、手入れ用タオルなどが散乱していた。
何より靴の臭いと汗の臭いで異臭が漂っていた。
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