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『またそんな、無駄なことして』
「・・ッ!」
立ち去ろうとする井上を
後ろから抱きしめた。
井上は少し驚いてたけど、
すぐに落ち着いて。
でも、耳はいまだに真っ赤で。
「何がやねん・・・」
『怒った振りとヵ、しても無駄やー言うてんねん』
「・・・・ふりちゃうわボケ」
『じゃあなんで』
そんなに震えた声なん。
こんなに真っ赤なん。
ッて、言おうとしたけど、
本当に泣きそうだったから
やめた。
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