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それでも、
すべて俺のためなんだ
と思うと
無駄だとか考えている
俺のほうが
無駄が多い気がして。
俺のコトを考えてくれてる
井上が
いつも以上に
愛しく思えて。
だから
『髪型変とか言うてごめんな』
「・・・えーよ、もう」
『無駄とか、言うて、ごめん』
「うん、許したる」
井上の肩に顔を埋めて謝る。
井上はいつものやわらかい声で
許してくれて。
別にこんなの日常茶飯事なのに
なぜか嬉しくて
更にきつく抱きしめた。
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