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段々とハッキリしてくる意識は、夏華に何があったかをすべて思いださせた
とたん、夏華は表情を真っ青にして、今までに無い位の声を出して叫んだ
「っあ゙ーーーーーーー!!!」
どれだけの大きな声だったろうか。声を出した夏華でさえクラッと目眩がした
自分の頭を片手で支えると、今度は小さな声で話出す
「あ、ああああ、アタシ……誘拐されたんだっ!!そうだ、そうだよ!け、警察に電話しなきゃ…!」
そして夏華がカタカタと震える足でベットから降りようとした時だ。
「…っるせーな……人がせっかく気持ち良く寝てる時に大声出すんじゃねぇよ……」
突然背後からふってきた声。
夏華は真っ青になっている顔を更に青くして後ろを恐る恐る振り向いた
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