1人が本棚に入れています
本棚に追加
/18ページ
小説から
―生きている…
そぉ生きている
ほら目をあけて
僕に微笑んでくれよ
いつもみたいに無邪気にさ…
ほら、目をあけろよ―…
きみをみて
ただみつめて涙する
空っぽになった君の姿が
悲しく見えた
想い続けてれば
心の中に生きているというけれど
でもきみの声も想いも温もりもかんじない
きみの死を前にして
僕らはなにを今思う…?
人が死を目の前にするのは
それは突然な出来事で…
ただきみは灰になって
煙になって消えていく
―僕に何ができただろう…
ずっとそばにいたのに
僕は後悔するばかり…
涙流したこの想いは…
二人で歩んだこの道を
悲しみとともに一人で
歩む…
いつか思い出にかわるだろう
この涙とともに…
最初のコメントを投稿しよう!