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これで何かが変わると思った。
2006年9月―
何か大きなムーブメントを起こす必要があるという結論に思い至った。
大勢の前で自分の意志をアピール出来るのは最初で最後かもしれない。
何しろもうすぐ"ケーキの金曜日"がきてしまう。
彼はセーラー服でステージに飛び出した。
「恋をする度
スカート、ひらり翻し
走りたくなるときがある
私たち何をしても
許される年頃よ」
彼はやり切った。
歌い踊った熱気からのものか緊張からのものかも判断のつかない汗をかいた。
観客たちはこのメッセージに気付いてくれたのだろうか。
説明するとただ女装してAKB48の「スカート、ひらり」を気持ち良く歌い踊っただけでメッセージ性のかけらもなかった。
ケンシロウはステージを後にした。
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