風と僕

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僕はあえて突っ込まない。 とりあえず今最大の疑問をぶつける。 「ところで僕は誰?」 「貴方は近藤一志。14歳の男の子。サイキックの属性は風。」 「サイキックの属性って……僕もサイキック使えるの?」 知らなかった(というか覚えて無かった)。 「はあ。本当に忘れたのね。まぁいいわ。とりあえず逆走して家を目指しましょ。今1番最初に行うべきなのは貴方の記憶を探すことね。」 そういうと少女は走り出す。 「何の為に3ヶ月も旅したのかしら?全く無駄足だったわね。」 全く訳は分からなかったけどとりあえず僕の旅が始まった。 でも僕はまだ知らない。 此処から先、とても苦しむ事を。
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