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祭にはいろいろな出店がつきものだ
焼きそば、林檎飴、射的や金魚掬いなど
祭に行けば必ず見る定番のもの
しかし、祭に来るという事が初めての三人にとっては普段触れない外界との貴重な触れ合いとなっていた
琥「わあ、見て下さい秋葉さま、綿飴ですよ、綿飴!凄いふわふわですよ!秋葉さまもいかがですか?」
秋「わ、私はいいですよ」
志「そんな事言わず食べなよ。せっかくの祭なんだし」
秋「まあ、兄さんが言うのならひと口だけ頂きますわ」
そんな事を言いながら秋葉は綿飴をひと口食べた
秋「おいしい」
秋葉は気に入ったのかニコニコ顔で食べていく
普段とは違う秋葉に俺は不覚にも笑みをこぼしてしまう
秋葉は俺が笑った事に気付いて頬を赤く染める
秋「な、何笑っているのですか!」
志「ああ、ごめんごめん、秋葉がついかわいくてな」
それを聞いた秋葉はますます赤くなる
秋「も、もうからかわないで下さい!」
秋葉はぷいっとへそを曲げてしまった
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