夏祭り

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ミク「あたしは未来って言うの、お母さんと来たらね、はぐれちゃったの、ねえお姉ちゃん、名前は?」 秋「えっ、私・・・遠野秋葉」 ミク「秋葉お姉ちゃんかあ、お姉ちゃんも迷子なの?」 秋葉に話しかけて来た少女は未来と言うらしい 秋葉は少女の見た目よりもずっとしっかりした態度と恥ずかしさに赤くなりながら立ちつくしていた ミク「隠さなくていいのよ!大きくなって迷子になるなんて恥ずかしいってこと分かってるしね」 この少女は何気に凄く痛い所をついてくる 悪気がない少女だからこそ怒る事も出来ないので正直まいる 秋「貴女、お母さんとはぐれたのよね」 ミク「うん、そうなの」 秋「とりあえずここじゃ人が多過ぎるわ、人が少ないお寺の方に行きましょう」 ミク「うん!二人なら迷子でも寂しくないもんね」 少し生意気な口の聞き方だと思う、しかしなぜか自然と秋葉はくすりと笑っていた 少女は明るく元気で、とても迷子には思えなかった 秋葉は少女を連れて本堂の方へ向かった
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