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自分の見えてるものが
本当かなんて
分からないじゃない。
例えばね、
自分が赤だと思っている色。
他の人にも同じように見えていると思う？
相手は 同じ色を見ていても、
その色を"青"だと認識しているかも知れない。
同じ色が好きだと言っているはずなのに、
一人がそれを"青"だと思うから、分かり合えない。
同じことを考えていても、噛み合わない。
写真だってなんだって、
真実を写しているかなんて分からないでしょう？
ただ、自分が見えてるものと、写真や映像のものが、同じに見えるだけ。
人は皆違う目を持ってるの、同じように美しく映るかなんて誰も知らない。
人間の顔だって 違う人の目から見たら 全然違う形かもよ？
だからね,あなたたちが
あの女を美しいと思っていても。
あたしからしたら
彼を奪おうとした『醜い女』としか見えないの。
美しいから傷つけてはいけない、傷つけては可哀想なんて、そんな理屈 存在できないの。
感性の違いなんて無いのよきっと。
同じことを考えても、表現する言葉が違うから。
言葉の意味の理解が、違うから。
違う考えをしているように感じるだけ。
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