私が見えるの・・・・

2/4
6人が本棚に入れています
本棚に追加
/30ページ
――12月、肌を切るような風が公園に吹いている、今もしホットの缶コーヒーがあるならいくら出してでも買っているだろう! そんな冬の午後、俺は仕事兼趣味の手品の練習をしていた。親父は世界的に有名な手品師だ、俺はその助手や前座をして少しだけだが給料をもらっている。しかしまだ未熟だから俺1人のメインのステージは無い!だから今練習をしている、ホテルの部屋ですると親父に「気が散る」と言って追い出される。だから寒いが公園に居る! 俺はピンポン玉を使った手品の練習をしていた 「あっ!」 手からピンポン玉が落ちて転がっていく、未熟な上手がかじかんで失敗してしまう。転がっていくピンポン玉を追いかけて行くと何か不思議な感じのする女の子が歩いていた、普通の人では無い、いや人でも無い気がする。目に光が無くこの寒さに震えもせずにいた。しかしその時はあまり関わらない方がいいと思いその場を後にした
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!