私が見えるの・・・・

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俺は翌日もその次の日も公園で練習をしていた!そしてあの少女を見た同じ時間、同じ場所にその子はいた、同じ恰好をしていた。唯一違っていたのは少女の手には大きな鎌があった。俺は自分の目がおかしいのかと思った、あんな少女が重そうな鎌を持てるわけが無い。その日は何を思ったのか少女に近づき話しかけていた 「なぁ、君。なんで恰好をしてるんだ?寒くないのか?」 少女は問い掛けにも反応せずに歩いていく、まるで俺の声が耳に入ってないようだった。ほうっておく事も出来たがどうしても鎌が気になった 「それにその鎌はなんだ?」 その問い掛けに少女は俺をみた、なんだか凍り付くような目をしていた。 「・・・・貴方私が、・・この鎌が見えるの?」 何を不思議な事を言ってるんだろう、どう見たって姿は見えるし鎌もある 「・・・・霊感が強いと私は見える人もいるけど・・・・この鎌が見えるとなると、貴方何者?」 何者ってこっちが聞きたいくらいだ、しかし何故か答えないとマズイ気がした 「俺は龍也、大久保龍也。普通の日本人だよ!」 少女は名前など気にしてない感じだった
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