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風に吹かれて
独りぼっちの私
隣にいたはずのあなたは
どこにいってしまったの
ずっとそばにいてくれると約束したのに
あなたはいない
埋まらない心の傷
なにをしても…治らなかった
心に風穴があいたみたい
風が吹き抜けていった
あなたがいないとこんなにつらいなんて
思いもしなかったよ
風は止まる事をしらない
風が私を吹き抜けていくように
あなたも私をおいていくのかしら
風よ
私の気持ちをあの人へはこんでくれないか
そして風よ
あの人の気持ちをはこんできておくれ
あの人の無事を祈るしかできないのなら
風になってしまいたい
あの人の元に優しい風をふかせてあげたい
あの人に会いにいきたい
あの人のそばにいたいから
風よ
連れ去っておくれ
『あいしてる』
とつたえたいから
あの人をそばに感じたいから
冷たい風のなかに
優しい風が吹く度に
あなたの風が
吹いてる気がする
優しいあなたの風
涙が流れるその頬を
撫でる風はあなたの優しい手の様
風の音が『泣くな』と囁いた
確かに吹いたあなたの風は
もうすぐ吹かなくなるのね
懐かしいあなたとの想い出は
風のなかに消えていく
いつかあなたが旅立っても
私はあなたの周りに吹く
優しい風になりたい
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