第一章《春》
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『鉄平、無事テストあがれたんだぁ。鉄平はばかだから落ちるかと少ししんぱいしちゃったし~。』 『バカで悪かったな。いいよなぁ葵は。』 『何でぇ?』 『別に。でも葵が勉強教えてくんなかったら俺落ちてたかも…サンキュな』 鉄平は少し照れ臭かった。 鉄平と葵は幼なじみで家こそは離れているもの鉄平にとっては小中高校と同じ学校に通っているのは葵しかいなかった。
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