贈ル詠(コトバ)

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当たり前みたいに過ぎてく日々の 何気ない君の笑顔は まるで四ツ葉のクローバーみたい 幸せの喜跡(キセキ) 僕と君が出会った頃は 今日という日がくるなんて ねぇ 誰が予想していただろう 不意に君が恋しくなる…   今年最初の冷たい木枯らしが 僕と君を隔てても 君の背中押す追い風になるなら… 僕は帆になろう 僕が君に贈りたい詠(コトバ) アリガトウでもサヨナラでもなくて そう。ダイジョウブダヨ   季節を重ねて過ぎ行く日々の 何気ない君の涙は まるで白雪の結晶みたい 悲しみの哀跡(シルベ) 僕と君が過ごした日々は 暖かかったんだ いつもそう こんなにも近くにいたんだ どうして早く気付かなかったのだろう…   時に逢えない時間が 僕と君を引き離しても 君の未来(サキ)行く翼になるなら… 僕は空になろう 僕が君に贈りたい詠(コトバ) ガンバレでもマケルナでもなくて そう。イツモ ソバニ イルヨ   いつか長い冬を越えて 再び君に逢う春に 僕が君に贈りたい華は アカイロでもアオイロでもなくて そう。カガヤク ミライ イロ
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