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俺の名前は蓮
あ〰マジウザイ
愛とか恋とか面倒なだけじゃん
そんな風にいつも愚痴ってたっけ
あの日君に会うまでは…
ガヤガヤと五月蝿い街をすり抜けていつもの場所へと向かう
ギィィ
バタン
今は使われなくなった廃ビル
そこが唯一落ち着ける場所だった
よぅ蓮!!
ちっ先客か…
まぁいい
声をかけて来たのはガキの頃からの悪友の彰だ
蓮>来てたのか
彰>いい話持ってきたぜ
今度のは金になる
蓮>またかよ
今度は何するんだ、面倒なのはごめんだぜ
彰>大丈夫だ、殴り屋を頼まれた。
なんか知らんがブチのめせばいいらしい
女がらみのいざこざで腹の虫が治まらないみたいなんだよ、依頼人がさ
蓮>へー…
で、いくらで頼まれたんだ?
彰>30だ
蓮>マジで!?
彰>前金で15貰った
そう言うとと、嬉しそうにポケットから札を出して数え始めた
彰>ほい、半分
蓮>サンキュー
いつやりに行く?
彰>今夜12時だ
二人で時計を見る
蓮>あと1時間か…
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