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「先輩!服着てください!」
「え?ああ…すまない
いつも通りに来てしまった」
「もう…風邪ひきますよ!」
「そっちか」
先輩は腰にタオルを巻いて、頭をもう1枚のタオルで拭きながら部屋に入って来た。
「そこに俺の服がある
取ってくれ」
あたしは、自分の目線のすぐ下にある引き出しから先輩の服と思われるものを出した。
「はい。これですか?」
「ああ…ありがとう」
あたしが服を渡そうと腕を伸ばした瞬間、
先輩は服を取らずにあたしの腕を引っ張った。
「きゃっ…」
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