懲りないね…

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やめたいやめたいと思いながらだらだらとバイトを続けていた オープンも間近に迫り 仕事内容はかなりかわっていた 式場のセッティング 料理の運び方 覚える事はたくさんあった (なんか、つかれた) 壁にもたれてため息をついた 『疲れた?』 いきなり後ろから聞き覚えのある声がする 旬… かなり久しぶりに見る笑顔 (久しぶりじゃん) 『学校が忙しかったけどこれからはちゃんとこれるよ』 (そうなんだ) すっかり忘れてたけど 旬は大学生だった 『ねぇ、今日もご飯食べにいかない?』 またかよ… ファミレスは苦手だな (ん~) 適当に返事を返す 『じゃ、帰り出口で待ってるね』 無邪気に笑いその場を去っていった はぁ… まだ行くとか言ってないじゃん そしてバイトが終わった
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