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『お疲れ様♪』
(お疲れ)
『今日は忙しいかったね』
(うん)
『疲れた?』
(別に)
たわいのない会話をしながら歩く
今日もオシャレな服着てるな…
てか、他のバイトの女の子にかなり見られてますが…
少し間隔をあけて歩く
駐車場に着き旬は車を取りに行く
『あの…』
(??)
『あの……』
(はい?)
振り向くと名前は覚えてないが同じバイトの女の子が立っている
年はきっと19くらいだろう
女の子って感じのかわいい子だ
(なんでしょう?)
私は無表情で答える
女の子(名前は河合 由香らしい。後から知った)
はオドオドしながら話かけてきた
(そんなにこわいんかいっ!)
『今日も旬君と帰るんですか?』
なるほどね…
(あ~、一緒に行く?)
『い~んですか?』
あらら…
めっちゃ嬉しそう
(い~よ)
いや…ほんとは複雑なんだけどね
『じゃ、いきます!』
(はい)
『私、バイトで旬君をみて一目惚れしちゃいました』
(そうなんだ)
『めちゃタイプなんですぅ』
いまどきの10代はオープンなのね…
(へぇ)
『同じバイト仲間の中で断トツ人気あること知りませんでしたか?』
(うん、しらない)
『まぢで~!ありえないですぅ』
なんか…苦手分野だ
そうこうしてるうちに旬がやってきた
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