399人が本棚に入れています
本棚に追加
女共の黄色い声から低めの声が聞こえた
恐らくは師櫻 龍の声だ
龍「ここのｸﾗｽに“石柄 姫之”って子がいるはずなんだけど…誰か知らない？」
彼が自分の事を探している…
そう思うだけで全身が鳥肌立った
ここにいたらやばい…
確実に見つかる…
あたしは抜き足･差し脚･忍び足であえて師櫻達がいる前のﾄﾞｱから低い体制で廊下に出た
幸い､師櫻達が要るのは前のﾄﾞｱより少しずれていたため､案外簡単に抜けられた
そしてようやく師櫻の目が届かない所まで来るとｱﾀｼは安堵の溜め息を漏らした
危ない…もう少し行動が遅ければ絶対に師櫻に見つかっていた……
ｱｲﾂに見付かるのは嫌だ…
ｱﾀｼはもぅ学校に居るのも嫌になり､校舎を出て校内を出るために校門へと向かった
やっと校門に着いた…
そう思いながら進む足を早めた
…が､後数ｍと言う所でｱﾀｼの足は急に止まる
最初のコメントを投稿しよう！