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や…やばいよ!
もうすぐ集合時間なのに…
あたしは…そりゃもう全力疾走中ですよ
すると少し遠いが門に入って行く生徒がちらほらと見えた
(もう少し…!)
門に入ればセーフだ
だが確実に間に合わない
事務員らしきおっさんが門を閉めている
バッ!
低いフェンスを踏み台にし、姫之は閉められる門を飛び越えた…
だが…
(やべっ…着地の事何も考えてなかった…。)
そう、着地の事を考えていないため、あたしは真っ逆さまに地面に落ちている…
(やばっ…!)
姫之は次に来る痛みに耐える為に目を強く瞑った
ポスッ…
「……?」
落ちたと思ったのに全然痛くない…
誰かに包まれている感じ…?
「ったく…普通女が門飛び越えるかっつの…。」
ん…?
聞こえた声に姫之は反応し、上を見上げた
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